(○月△日)
寝て忘れることなんてできなかった。
むしろ思いは強くなるばかり。
かなわぬ恋だとわかっているからこそ、よけいに執着してしまうのか。
もし、玉砕覚悟で告白してみて
その結果、彼に面と向かって断られたら
私の心は二階のベランダから落とした植木鉢のように
バラバラに砕け散って立ち直れないだろう。
どうしたらいい?苦しい。クルシイデス(何人?)
神様でもコックリさんでもなんでもいいから、どうすればいいのか教えてほしい。
コックリさん……?
コックリさんで死んだ彼女を呼び出す。
もちろんウソだけど。
たとえ彼が私じゃなくて私を通して彼女の霊と話してるつもりでも
それでも彼と一緒にいられるのなら……。
悪くないかも。
引っ込み思案な文科系メガネ(以下略)に残されたわずかな可能性。無駄にはできない。
明日彼になんとか話しかけよう。
もちろん不安はあるけど、思い立ったら吉日って言うし(使い方あってる?)。
あとはノリでなんとかなると信じたい。
(次ページへ→)